「戦略」、孫氏の時代では「兵法」と呼ばれていました。今や、ビジネスの世界だけでなく、資格取得や個人の目標達成の言葉として使われることも増えてきました。期限のある行動によって成果を出すには戦略が必要ということはいつの時代も変わらないのですね。
第8回:戦略の立て方を知る(内定獲得)(就活初心者必見)
就活は人によって始めるタイミングも、その人の得意なことも状況も全く違います。
そこでよく言われることは「進め方は人それぞれだから」、「自分らしくやればいいよ」といったことです。
しかし、私は就活生の時に思いました。「人それぞれと言われると、緩んじゃったり、適切に急ぐことができない。」
実際に、ゆっくりしているうちに周りとの競争に負けているのではないか、という感覚がありました。
皆さんの中にも
- 就活を始めたもののいつ終わるか想像がつかない
- やるべきことが多すぎて全部終わらない
- どこに力をかけた方がいいかわからない
という方が多いのではないでしょうか。
今回はそのような悩みにお答えできるような形でお送りしていきたいと思います。
3ステップで戦略を立て切る
就活においては実際に行動している時間が大切です。
戦略を立てることに時間を使うのは得策とは言えません。しかし、戦略を立てずに進むということも難しいですね。
したがって、たった3ステップで戦略を立てられるということを実感してもらえたらと思います。
一旦終わりを決める
就活は始まりも終わりも曖昧なものです。就活浪人をする人もいるので、無限ともいえます。
しかしながら、締め切りを決めないことで、「何を」「どのくらいの時期に」やらなければいけないかを決められないという状況は理想的ではありません。
したがって、
- 目標、目的
- 締め切り
をまず決めることが先決です。
自分の将来像を達成するために、就活をしていると思うので、それに合わせた目標を立てましょう。(例:総合商社から一社内定をもらう!外資系の会社で二社内定をもらう!)
目標さえ決まれば、締め切りを決めることができます。
総合商社は3月に応募開始、6月に面接開始なので7~8月には選考が終了していると想定できます。
したがって締め切りは8月末になります。
逆に外資系企業に絞っているということであれば、1月には就活を終える!という締め切りを立てることも可能です。
自分の弱点を分析する
みなさんがどの程度選考を経験しているかは人それぞれだと思いますが、選考を進めていく上で、意識して欲しいことは、弱点を分析することです。
これは実際に筆者の通過率を示したものですが、平均的な通過率と比較すると1次面接に弱みがあることがわかります。
また、ESや適性検査で落ちてしまうこともしばしばありました。
すると、適正なレベルの企業を受けれていない可能性。または、ESで企業が求めているアウトプットをできていない可能性が浮上します。
このように、サマーインターンでも構わないので、通過率を保存し、自分の弱みを分析することで、何をしたらいいかが見えてきます。
やることを絞る
最後に、やることを絞りましょう。
弱点を分析したことでどこを改善しないといけないかは理解できました。
次は、何をするかを決めます。
ポイントは、できる限り効果が高いところを重点的に行うことです。
例えば、面接の対策でも、「模擬面接」、「自己分析」、「OBOG訪問」といった様々な方法があります。
私が実際に捨てた対策方法は、「OBOG訪問」です。
なぜなら、OBOG訪問を行うには時間や労力が必要で、一社の通過率をあげることしか寄与しない対策方法だからです。
このように、それぞれの弱点があり、様々な対策がある中で、締め切りに合わせた方法を選択していくことこそが「戦略」といいます。
まだまだ、あたり構わず色々な方法を試している学生が多いと思いますが、今一度戦略を見直してみてはいかがでしょうか。
いかがでしたでしょうか。
今まで以上に就活を前向きに捉えられるような内容になっていたら嬉しいです!
また次回もお楽しみにしてください!