就活&キャリア

【全10回】(就活初心者必見)第6回:自己分析を知る

誰かのことを知りたい。何かを知りたい。という願望は人として根源的にある衝動だと言えましょう。しかしながら、相手のことを知りたいと思えば思うほどわからなくなるものです。

それは、自分のことを理解できていないからかもしれません。自分の中にある軸を思い出すことこそが、相手を知る第一歩なのだと信じています。

第6回:自己分析を知る(就活初心者必見)

世の中には様々な「自己分析ツール」なるものが乱立しています。たくさんのサービスを使った方も多いのではないでしょうか。

ただ、そうして工夫をしている中でも、「自己分析ってなんだろう。」、「自己分析ってどうやるんだろう。」といった悩みは尽きません。

しかし、短期決戦の就活において、自己分析でつまずいている時間はもったいないとも言えます。

皆さんの中にも

  • 自己分析のやり方がわからない
  • 自己分析をするとやりたい仕事がなくなる
  • 自分の弱みばかり見えて萎えてきた

といった方が多いのかと思います。

今回は、就活生が陥りがちな悩みに対して打破するきっかけになるような内容をお話していきます。

結局、目的が大事説

皆さんは、どのような目的で「自己分析」をしていますか?

突き詰めると、筆者は自己分析の目的として下記の2つに落ち着くと考えています。

  1. 会社を選ぶ軸を知る(自分を知ることで他者を知る)
  2. 面接やESの形式に沿ったアウトプットを出す(相手が理解しやすい形で自分の意思をまとめる)

そもそもこの2つがごっちゃになっていると自己分析はうまくいかないものなんだろうなと経験上思います。

【就活の軸】や【志望理由】は前者。

【自己PR】や【ガクチカ】は後者。

この線引きが非常に重要です。

これを理解した上で、早速内容に入って行きましょう!

自己分析が何かわからない方は以下の手順で明確にすることができます!!

  • まずはいろんな会社の選考に進む
  • ビジネスの枠組みの中でやりたいことを考える
  • 強み・価値観について深める

まずはいろんな会社の選考に進む

まず、自己分析がわからない方は、無理に自己分析をする必要は一切ございません!!

最初は、日本全国に264万社(実際には、採用している会社はもっともっと少ないですが)ある会社をできる限り多く見て、選考に進み、会社の良さやちょっと微妙だな〜と思う感覚を養いましょう。

就活の初期に自己分析が難しい多くのパターンの要因は、「会社やビジネスを知らない」ことです。

どんなスポーツがこの世の中にあるか知らないのに、どのスポーツなら自分はできそうか、楽しそうか、考えるのは不可能ですよね?会社も一緒です!

会社を知ることで自分の自己分析も進んでいくと思って、たくさんの選考に応募しましょう!

 

ビジネスの枠組みの中でやりたいことを考える

就活の初期に、「社会貢献がしたい」「途上国と関わりたい」「人のためになる仕事をしたいんだよね」っていう人によくあることとして、「行きたい会社が全くない💦」という現象があります。

なぜそのようなことが起こるのでしょうか。

それは、「学生時代の活動の延長線上にビジネスがある」と考えてしまっているからです。

もちろん、学生時代にボランティアや学生団体、NPOでの活動を経験することはとても価値のあることです。

しかし、その延長に仕事があると考えると苦しむことになります。

こちらは、大まかに世の中の活動を分類したものです。

この図の通り、学生時代の無償の活動の先に、多くの方が進むビジネスの活動はありません。

したがって、就活をする上では、「お金を稼ぐなら何で稼ぎたいか」を考える必要があります。

ただのお金稼ぎはしたくない、と考える人もいると思いますが、まずはお金を稼ぐことが前提にあるということを忘れずに自己分析を進めてください。

強み・価値観について深める

最後に、自己分析は闇雲に自分を理解することではありません。

「自分を理解し、相手を理解するため」、「相手に伝わりやすい形で言語化するため」に行うものです。

したがって、自分の強み(会社で活躍できる理由)自分の価値観(会社を選ぶ理由)について相手に伝わりやすい形で原稿におこすことがゴールとも言えます。

例えば、あなたのどの強みが「営業」という職種で活きるか。あなたのどの価値観に当てはまるからこの会社で仕事を邁進したいと思えるか。

というように、相手が聞きたいことを想像して自分を深めるということが本来の意味での「自己分析」と言えます。

 

今回は以上です!

いかがだったでしょうか。今まで闇雲に自己分析をしていたことで、不安な気持ちが高まってしまったり、ゴールのない道をひたすら進んでいる感覚になっていた人は参考になったのではないでしょうか。

次回もご期待ください!それでは!!