【要約・恋愛本】「最初の男」になりたがる男 、「最後の女」になりたがる女

「異性が考えていることを理解したい」

そう思っている人は多いでしょう。それではなぜ、多くの人が思っているほどに相手のことを理解できずに間違った行動を取ってしまうのでしょうか。

その答えは、根本的に男女で考え方が違うからです。

  • 恋愛における男女の本音
  • コミュニケーションで明らかになる男女の違い
  • 見た目や仕草をどう気遣うか

これらを理解することで、どのように異性が考えるのかを場面ごとにイメージできるようになり、今後の異性との関係に良い影響が生まれます。

理解できないことではなく、理解しようとしないことが争いの始まりです。

恋愛本要約:「最初の男」になりたがる男 、「最後の女」になりたがる女

皆さんは、異性の考えていることはわかりますか?

残念ながら、私たち人間は性によって本能的に違う思考を辿るようにできています。したがって、直感的に異性の相手の考えていることを読み取ることは不可能に近いです。

そうして、男女関係で失敗した経験を持っている方も少なくないのではないでしょうか。

著書では、

  • 恋愛における男女の本音
  • コミュニケーションで明らかになる男女の違い
  • 見た目や仕草をどう気遣うか

この3つを解説しています。

これらを知ることで、男女関係における「大きな間違い」と「深刻な失敗」を避けることができ、幸せな関係を築けることができます。

今回、参考にした著書はこちらです。

本題に入る前に著者の紹介をさせてください。

筆者の紹介

著者の名前は、関口美奈子。

もともと超・陰キャで、挙動不審だったが、19歳で水商売の世界に入り、引退まで9年間の間、八王子から銀座のクラブまでNo1をキープし続けた。

先輩ホステスや心理学本を参考に水商売の世界で習得した「男女の本音」について本を執筆。

恋愛における男女の本音

一つ「恋愛」というものを取り上げても、男女の考え方は大きく違います。

恋愛における具体的な3つの事柄について取り上げます。

  1. 理想の恋愛
  2. 恋愛のスタンス
  3. 愛情

理想の恋愛について、男は「最初の男」になりたがり、女は「最後の女」になりたがる習性があります。

男性は生活していて、わかりやすいスペックで他の男性と比較される経験が多いです。したがって、過去に比較対象の少ない処女性の高い女性を求めます。

女性は「失敗したくない」という思いから、経験豊富でエスコートしてくれる男性を求めます。

恋愛のスタンスについて、男は純愛を求め、女はシンデレラストーリーを求めます。

実際、恋愛のスタンスは人それぞれですが、結局男性は「バカにされたくない」という気持ちが強いので純愛を求めます。したがって、男性は素直な感情表現を好みます。

女性は結局、王子様と運命的な出会いをすることを夢見ています。したがって、共通な話題など共感を得ることによって運命だと感じされることが重要です。

愛情について、男は行動を重視し、女は言動を重視します。

男性は、LINEをすることや週末にデートすること自体が愛情表現だと感じてしまうことが多いです。これは大きな間違いです。

女性は、言葉で愛情を表現する生き物です。デートよりも、「愛してるよ」や「元気ないけど大丈夫?」といった言葉の方が嬉しいと感じます。

コミュニケーションで明らかになる男女の違い

コミュニケーションは最も男女の違いが現れる要素です。

コミュニケーションにおける3つの具体的な事柄はこちらです。

  1. 会話
  2. 刺さる褒め方
  3. 信頼

会話について、男は単刀直入で、女は匂わせる会話をします。

普段から単刀直入にコミュニケーションを行う男性は察する能力が低いので、率直に説明してあげる必要があります。

女性は、察する=愛情表現だと考えているので、男性が思っている以上に察してもらえないことに深く傷ついています。

刺さる褒め方について、男はナンバーワンになりたい、女はオンリーワンになりたいと考えています。

男性は「競争に勝って多数の女性を独占したい」という本能があります。したがって、褒める、賞賛の言葉に嬉しいと感じます。

女性は、「自分でも気付いていない本当の魅力」を指摘されると嬉しく感じる傾向にあります。人は二面性があるものと意識しているので、表に出ていない自分の素顔を指摘されると喜びます。

信頼について、男にとって信頼は勝ち取るまでが勝負、女にとっては継続が命です。

恋愛には、信頼関係が必要だという話はよく聞きますが、性別によって「信頼関係」の捉え方が違います。

女性は、男性よりも「完全に信頼関係を構築した」と感じるハードルが高い傾向にあります。

男性が1でいいと思っているところが女性は10を求めており、さらにそれを継続するように考えているため大きなすれ違いになります。

主な対策として、①男性には時々ケンカをふっかけてマンネリを防止する、②女性には先手を打って不機嫌を防止、という方法があります。

男性は女性から理不尽な(男性からはそう見える)言いがかりをつけられると男性ホルモンが分泌され、独占欲が強くなります。

また、女性にとっては、事前に「2週間忙しくなるけどその後旅行行こう」というように言っておくことで「自分のことを見てくれていない」という感情が薄くなります。

見た目や仕草をどう気遣うか

見た目や仕草についても男女の違いが現れます。

見た目や仕草における3つの具体的な事柄はこちらです。

  1. ファッション
  2. 香り
  3. 姿勢

ファッションについて、男は雰囲気をチェックし、女は違和感をチェックします。

男性は「女性らしさ」に惹かれます。曲線美が出るような服装だったり、清楚に見える服装は男性にとって喜ばしいものです。

女性は出会って7秒で「なんか、変、、、」という箇所がないかチェックしています。ごく普通のファッションであればOKで「サイズ感、おしゃれすぎない、TPO」を意識しましょう。

香りについて、男の香りはエチケット女の香りは刻印です。

女性は男性に比べ嗅覚が鋭く敏感です。香りに気をつけることで男性はモテやすくなります。

男性には女性に嫌われないユニセックス系の香りがおすすめ、女性は石けんの香りが定番と言われています。

姿勢について、姿勢が崩れるのは男の脈ありサイン、姿勢を正すのは女性の脈ありサインです。

心理学的に男性は、心が安らぐとパーソナルスペースを広げるために、足を開きます。居心地がいいということです。

女性は反対で、素敵な異性からよく見られたいと考え、緊張と共に姿勢が正されます。

学びと感想

著書を読んで、男性と女性の考え方には大きな違いがあるとわかりました。

過去に進化人類学関係の本を読んで、理論的には違っていることを学んでいました。進化の過程で男女は違う性質を持つことで生存してきたからです。

しかしながら、この本は水商売の世界を経験した方が綴る実体験に基づいた感覚知を言語化し、形式知化したものであり、非常に参考になりました。

結局、まとめるなら、タイトルにある通り、「男は最初の男になりたがる」そして「女は最後の女になりたがる」ということなのではないでしょうか。

そこから派生して、様々な行動や考え方に影響が出ているのでしょう。

男性は恋愛や異性との人間関係をうまくいかせるために、まず自分にはそういった特性があるということを理解し、反対に異性には完全に違った傾向があることを認識する必要があります。

逆に、これらができることで大きく人間関係を全身させることに繋がるのではないでしょうか。異性の兄弟がいる友達がモテるのは異性の思考がわかるからなのでしょうね。

まとめ

いかがでしたでしょうか!

今回は、『「最初の男」になりたがる男、「最後の女」になりたがる女』についてまとめていきました。

要点としては、

  • 恋愛における男女の本音
  • コミュニケーションで明らかになる男女の違い
  • 見た目や仕草をどう気遣うか

これらのように男女の考え方には大きな違いがあります。

それを理解して人生を歩むことでもっと人間関係が楽になりますね!

最後に、著書では過激な表現で記事にて紹介できなかった事柄も多々あるので著書を手に取ってみてくださいね!