就活&キャリア

【全10回】(就活初心者必見)第3回:基本戦略を知る(就活全体)

誰かに評価される。わからない評価軸に対して自分を合わせる。そうやって自分の心をすり減らしていく人を知っています。優しい人ほど、相手から何を求められているか考えてしまって苦しんでいる気がします。

「何が基準か」知ることで努力できる。目標があるから修正できる。まずは基準を知ることがどんな物事に対しても大切ですね。

第3回:基本戦略を知る(就活全体)(就活初心者必見)

就活を始め、選考に進んでも、なぜか不合格。何を努力したらいいかわからず、とりあえずの努力を重ねた。

そんな経験が筆者にもありました。

  • ESやWebテストで不合格になってしまう。
  • 面接中、相手の反応がなんで悪いかわからない。
  • 「今」何をしたらいいかわからない。

皆さんと同じ悩みを抱えました。

そんな皆さんは、基本戦略を知ることで、何をしたらいいか・何を目指せばいいかを理解できるようになります。

今の、何をしたらいいかわからないという状況から、明確に結果に繋がる努力ができるようになります。

就活の基本戦略

筆者が60社挑戦し、30人以上の就活生のキャリア支援をする中で構造化し、ノウハウとして消化した選考を通過する戦略があります。今回はその全てを紹介していきたいと思います。

  1. ESやWebテストの基本方針と対策
  2. 面接の構造と対策
  3. フェーズ別やることの紹介

上記のことを説明していきます。

これを通して、自分らしく就活を進めていきましょう。

 

ESやWebテストの基本方針と対策

まず、足切りラインと呼ばれているESとWebテストです。ここを通過できないことでは、面接で評価されることも叶いません。

一番最初にやるべきは、Webテストの対策です。大多数の企業は以下のテストを採用しています。

  • 玉手箱
  • SPIテスト

このテストで8割~9割点数を取ることで多くの有名企業でも通過することが可能です。

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こちらのような問題集を最低でも3周解き、同じ問題が出たら確実に点数が取れるという状況を作ります。

時間があれば玉手箱の対策も行います。


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次にESです。

ESで聞かれる質問は大きく分けて以下の内容です。

  • 学生時代一番力を入れたこと
  • 自己PR(強み)
  • 就活の軸
  • 志望理由

これらの内容を、「全体として筋が通っていること」「それぞれに採用する理由を散りばめること」が必要です。

まず、通称ガクチカである学生時代一番力を入れたことです。これは、インパクト×思考の深さをアピールすることが重要です。そのため、以下のようなロジックを組みます。

  1. 結論(全体として伝えたいこと)
  2. 目標、成果
  3. 現状分析
  4. 課題
  5. 解決策
  6. 結論の反復/仕事に繋がる学び

大体400字くらいの中でこの内容を盛り込みます。したがって、無駄だなと感じる文字は無くなります。

次に自己PRです。自己PRでは会社での活躍理由にあたる内容をアピールします。

最初に強みは何かについて回答し、その後で具体例や経験によって補足するという方法を取ります。

そして、就活の軸です。これは業界/職種への志望理由とも言い換えることができます。大枠としてこの会社に共感している、相性がいいということを伝えます。

最後に、志望理由です。これは、就活の軸とは違い、その会社でなければいけない理由を書きます。したがって、会社の強みとしているようなことに触れることで正しい回答をしていると考えることができます。

面接の構造を対策

面接には大きく分けて3種類の面接が存在します。

  1. 1次面接/集団面接などの足切り面接
  2. 2次~複数回の面接などの優秀度評価の面接
  3. 最終面接/役員面接などの見極め面接

以上の3つです。それぞれ全く戦略が異なるので、並行して様々なレベルの面接が入ることによって混乱してしまう人も多いです。

足切り面接の基本戦略は、

ESで問われたような内容を減点なく伝えることが重要になります。減点方式となるこの面接では意見を言うことは求められていません。したがって、ESで聞かれた、ガクチカ、自己PR、就活の軸、志望理由を端的に説明します。30秒~1分以内で話しましょう。

自己紹介や逆質問に関しても事前に考えていきましょう。まず自己紹介の時間が設けられ、ESの内容に触れた後、逆質問の時間に移り面接が終了します。

その間一つの減点もないという状態がこの面接での理想状態です。

優秀度評価の面接における基本戦略は、

深掘りに耐えれるように想定しておくこと、深めておくことです。聞かれる内容に関しては、ほとんどESで聞かれる内容と同じ(か聞き方を変えているだけ)です。したがって、ワンキャリアなどを通して過去の質問について収集し回答を用意する、ESで書いた内容に関して自分で説明できるように深めることが必要です。

見極め面接の基本戦略は、

この会社に自分が入りたいという理由と熱意を説明することです。この時点で、会社とのマッチ度/優秀度ともに合格ラインにあるということは保証されています。したがって、面接官側も深掘り、評価するというよりも、入社して頑張りたいという覚悟や他の企業と比べてこの会社を選ぶ理由があるかを聞きます。これに対して、熱意と理由を持って説明することが必要です。

フェーズ別やること

大きく分けて3つのフェーズがあります。

  1. 大学3年生の春(インターンの前)
  2. サマーインターン/ウィンターインターンの時期
  3. 本選考開始(大学4年生の春)

まず、就活序盤の人。インターンも始まっていないため実際の選考を経験することができません。

つまり、「勉強と情報収集」しかすることはありません。したがって、Webテストの対策とESを書けるようにするための情報収集をしてください。各社の情報を調べ、業界全体の傾向を調べることや自分のやりたいことを振り返ることも重要です。

次に、インターンが始まっている人。実際の選考を経験することができます。

まずは、インターン選考に応募しましょう。選考に応募することで、業界全体の理解が深まり、自己分析にも繋がります。選考の中で、先述したESや面接の基本戦略を実行してください。

最後に、本選考が開始している人です。一番重要視すべきは、選考に数多く進むことです。

選考の経験値と内定を獲得することが最重要になります。したがって、Webテストの対策や自己分析などは基本的には後回しになります。しかしながら、自分の苦手分野によって対策は変える必要があります。あまりにもWebテストが苦手な人は勉強と選考を並行しましょう。

いかがでしたでしょうか。

就活の基本戦略を知ることで、努力する方向性や選考を通過する方法を学ぶことはできましたか?

今後も自分らしく就活を乗り越えるための情報を提供していきます!