昨今のリモートワークの普及が相まって、仕事の多様化は加速度的に進んでいます。起業やフリーランスを始めようという動きも増えているそうです。また、働き方は変わっても未だ根強く続いているのは、新卒一括採用と年功序列制からなるジョブローテーションです。どんな働き方でも必要となるスキルを身につけていきたいものですね。
【日商簿記3級】独学勉強法(勉強時間:約2ヶ月)
みなさん、一度は、「簿記を学んだほうがいい。」「簿記は社会人の必須科目だよ。」と言われたことのある人がいるのではないでしょうか?
そうは言っても
- なんで簿記を勉強したらいいかわからない。
- 簿記を学んでも財務の業務をやるわけではないし、、、
- 簿記の勉強を始めてみたいんだけどどうしたらいいんだろう。
と感じる方も多いですよね。
そんな方に向けて、簿記についてご紹介していきたいと思います。
簿記を学べき理由と始め方
なんで簿記をやるんだろう。どうやって簿記を始めるんだろうそんな悩みにお答えします。
- 簿記を学ぶべき理由
- 簿記の始め方
といった流れでご紹介していきます。
そんな私は
外資系企業でエンジニアを始めて1年目になる社会人です。
毎月、1つ挑戦すると決めていて、今年の5月に日商簿記3級に挑戦し合格しました。
その経験から皆さんに還元できることを抽出しご紹介します。
簿記を学ぶべき理由
毎年20万人が受験し、8万人が取得している日商簿記3級ですが、なぜそんなに人気なんでしょうか。
その理由は大きくわけて3つです。
- 起業家やフリーランスの財務会計に使う
- 実際の業務で営業といった職種でも部門間の調整がしやすくなるので、転職や就活の際にアピールになる
- 家計を見直すためのスキルとして役立つ
1については、文字の通りです。会社員と違い、起業家やフリーランスは自分で財務を整理し、納税する必要があります。したがって、会計スキルが必要になります。
2について、財務の仕事をしていなくても、財務知識があることで、部門間の調整がしやすくなるので現場レベルで重宝されます。下がって、転職でも有利になります。
3について、家計を見直す時、簿記で学んだスキルがあると家計管理が上達します。資産、負債、収益、費用などを分けて会計できるため、漏れなくダブりない会計をすることができます。
簿記の始め方
簡単3ステップで簿記を始めることができます!早速今から行動してみましょう!
- どの簿記を受けるか明らかにする
- オンラインまたは商工会議所でオフライン申し込みをする
- 参考書と問題集を買い、勉強する(2~3ヶ月目安)
本当に簡単なので今からでもチャレンジできます!
どの簿記を受けるかを決める
簿記とは、用途や主催する団体によっていくつか種類があります。
したがって、特殊なものもあるので間違えないように気をつけてください。
今回ご紹介しているのは「日商簿記3級」です!
オンラインまたは最寄りの商工会議所でオフライン申し込みをする
個人的には、オンラインがおすすめです!
新しく始まった試みですが、すでに簿記の取得資格として認められています。https://www.kentei.ne.jp/33013
多くの会場から選ぶことが可能で、毎月開催されているので、勉強のタイミングを決められるのがいいですね。
オフラインの場合は、近くの商工業所で申し込みをする必要があります。
https://www.kentei.ne.jp/bookkeeping/class3
また、年3回(2月、6月、11月)の開催なので、受けられる時間が決められています。
両方とも3000円ほどで受けられるのでまずは受けてみるのも手かもしれませんね。
参考書、問題集を買い勉強する(2~3ヶ月目安)
たくさんの参考書を買う必要はありません。1つで十分です。
特に3級は基礎的な範囲を扱うので1冊完了してしまえば合格も可能です。
また合格点は66点くらいになることが多いので、完全に満点でなくても合格している人がいるというのが現状です。
おすすめの参考書
楽天
スッキリわかる 日商簿記3級 第12版 [ 滝澤 ななみ ]
正直、この一冊で十分です。
図解が可愛く、映像授業もあるので基本的にこの一冊で網羅されています。
ただ、模擬試験の数が少ないので確実に合格したいという方には問題集もセットでおすすめします。
おすすめの問題集
楽天
2021年度版 スッキリうかる日商簿記3級 本試験予想問題集 [ 滝澤ななみ監修 TAC出版開発グループ ]
これで数をこなすことが可能です。
おすすめとしては参考書の方を一周さらっと読んだ上で、問題を解き始めるのがいいです。
そこでわからなかったものを参考書に戻って勉強することで定着を高めます。
簿記は考え方として難しいものはほとんどないので読んでいるだけでわかった気になってしまうことがあります。なので、問題を解いて理解できていないものを洗い出す作業がとても重要になります。
いかがでしたでしょうか。
みなさんの人生に「簿記」という選択肢が生まれることを強く祈っています。
また、簿記2級、1級そして税理士資格とステップアップすることで財務系のキャリアも見えてくるため、転職活動を強く意識している方にもおすすめです!
それでは次回のブログをお待ちください!