就活&キャリア

【全10回】(就活初心者必見)第1回:会社、ビジネスの理解度を上げる(大手就活)

日本は、世界的に身体の健康度は高いが、精神の健康度が低いと言われます。それは、強い競争社会が影響していると言われています。

これについて、皆さんはどう思いますか。

第1回:会社、ビジネスの理解度を上げる(就活初心者必見)

私が就職活動を始めたのは、大学3年生の夏。当時、就活のオンライン化も進んでおらず就職活動に意識を持つのは早い方だったと思う。しかし、実際に就職に繋がるような行動に踏み出せたのは4年の春だ。

どのように進めていけばいいのか分からなかったのである。

結果に繋がらない行動を繰り返しては、見通しのたたない戦いにただただ疲弊していた。そんな時に「道筋」さえあれば、「方向性」さえ見えていれば、自分で修正しながら自分の理想に向かって進んでいけたのにと思わなくてはいられない。

そうして、この記事を書くに至った。「全10回」で就職活動を自分でコントロールし、進めていくだけの攻略法を提案する。

一部を参考にするでもよし、全てを鵜呑みにするでもよし、一読の価値はある。

今回は、以下のような人に向けた内容だ。

  • 自己分析をしても合っている会社がわからない
  • 知っている会社しか受けられない
  • 受けたい会社がない

当てはまる人も多いだろう。当然だ。なぜなら、これは日本の就職活動にある長年変わらない課題を反映しているからだ。

それでは、早速、課題に対する解決策を話していきたい。

学生は会社もビジネスも知らない。

日本の大学、学校は、職業訓練の意味が薄い。したがって、会社もビジネスも社会に出て働くということも知らずに社会に出る学生が大半を占める。

これが日本の就職活動の最大の課題だ。働いたこともなければ専門性もない学生が「知名度」と「就職ランキング」に裏付けられた【優良企業】を志望するという形だ。

有名かどうかで選ぶしか選択肢がない学生にとって、前述のような状況に陥ることは当たり前と言っても過言ではない。

そんな日本の就職活動では以下のことが重要だ。

  • ビジネスの領域でできることを知ること
  • ビジネスの仕組みを知ること
  • 様々な会社を知ること

例えば、ただ社会貢献をしたいという軸で会社を見るのはナンセンスだ。ビジネスというのは社会貢献そのものでありはたまた、利益にならないNPOのようなアクションはビジネスにとって悪である。

ビジネスとは何で、ビジネスはどのような組み合わせで行われていて、どんな会社がそこには存在しているのか。

これを理解することで、ビジネスの世界と学生の目線をグッと近づけることができる。

ビジネスの領域でできることを知ること

学生活動は、苦しくもビジネスとは切り離されている。政府や公共事業のような学問の世界で生きながら、サークルや学生団体の活動は、非営利でNPOのような活動が多い。

このようなことを仕事でもできたら、幸せだ。と感じる学生も多いだろう。しかし、実態は難しい。

世の中は3つのセクターの経済活動によってできている。

  • 政府や公共事業のような多くの人に利益があり、なくてはならないため国が行う活動
  • なくてはならないわけではないが、人々を豊かにするため利益を生む企業活動
  • ごく少数の人にとって利益があり、なくてはならないが利益をあまり生まない非営利活動

この3つだ。従って、多くの人の就職活動は、2つ目を意識して行う必要がある。社会に貢献することよりも、「どう人々を豊かにしたいか」という視点で考える必要がある。

まずは、この前提を持っていただきたい。

ビジネスの仕組みを知ること

結論から言うと、「まずは最大手の選考に参加すること」が大切だ。

先ほど、学生は知名度の高い会社ばかり受けることに触れたが、就活初期においてそれはむしろプラスだ。なぜなら、最大手を見ることで業界の全体像、業界ごとの繋がりを理解できるからだ。

就職活動を始めたばかりのあなたは、小売業界と広告業界や商社業界の繋がりを説明できるだろうか。おおよその答えは「No」だろう。当然、学校でも習わない、就職活動をしていなければ調べようとも思わない事柄だ、難しい。

大学3年生の4月から6月にあるサマーインターン募集期間では「できるだけ業界の最大手」を志望しよう。

選考自体もかなり一般的で、本選考に近いため選考対策にもなる。

最初からベンチャーや中小企業を狙うのもいいがリスクもあることは承知の上で挑戦しよう。

様々な会社を知ること

最後に、「サマーインターンでは最低でも20社出願」しよう。

我々、若者は本当にビジネスのことを知らないと自覚をすべきだ。学生団体や企業インターンである程度理解したと思っている人もいるだろう。しかし、それは業務面であって、社会全体を理解しているわけではない。

詳細な理解ではなく、ざっくりと社会の外観を知ることが重要なのだ。

最低でも20社、ESを書く。その過程で調べ、積み重ねたものが知恵となり、自分のやりたい!やなんとなく良いかもという感覚に繋がる。

スポーツでも勉学でも最初は量をこなすことが必要なことは誰にでもわかる。しかしながら、就職活動でそれを意識する人は少ない。やりたい事がない人、受けたい企業がない人はもしかしたら「知らない」だけなのではないか。

いかがでしたでしょうか。

就活を始めたばかりの人や迷ってしまった人向けに始めの一歩を届けられていたら嬉しいです!

次回の記事もご期待ください!