「経済的に自由になりたい」
資本主義の世界において、お金は自由を勝ち取る権利そのものだ。
どうやったらお金持ちになれるか。もしかしたら、選ばれしものの特権なのかもしれない。と考える人も多いだろう。
しかし、現実は違う。お金について詳しくなると、その道が見えてくる。
- クワドラントの右側を目指す
- 最高の自分を引き出す
- クワドラントの右側で成功する
この3つを実践することで、経済的自由を手にすることができる。
自分の人生のCEOになるにはどうしたらいい?その答えはここにある。
自由になる本『金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント』の要約
『金持ち父さん貧乏父さん』で有名なアメリカの実業家、ロバート・キヨサキがさらに踏み込んだ「働き方」の話が、キャッシュフロー・クワドラントだ。
まず、前提となるキャッシュフロー・クワドラントについて解説したい。
この図によって表される何からお金を得ているかによって人を分類する方法だ。
- E=従業員(employee)
- S=自営業者(self-employed)
- B=ビジネスオーナー(business owner)
- I=投資家(investor)
私たちは、この4つのうち必ずどれか1つに属している。多くの人はEクワドラントだろう。
もちろん、どのクワドラントに属していようが、金持ちになることは不可能ではない。ただし、その時の状況や到達までの道のりは全く違う。
結論から言うと、以下の3ステップで経済的自由を手にすることができる。
- クワドラントの右側を目指す
- 最高の自分を引き出す
- クワドラントの右側で成功する
それでは具体的に説明していこう。
詳しい説明に入る前に、筆者の紹介をしたい。
著者の紹介
著者は、ロバート・キヨサキ。
中流階級の父と、ビジネスオーナーの父、二人の父がいた。
アメリカの投資家、実業家だ。ハワイの不動産王として有名。
クワドラントの右側を目指す
クワドラントの右側とは何か。おさらいしよう。
右側にあるのは、B=ビジネスオーナーと、I=投資家だ。クワドラントの左側の人々(E=従業員、S=自営業者)は、安定を求め、右側の人々は自由を求めている。学校で教えるのは、左側になる方法だ。
まずは、経験と知識を貯めるために、EやSで働こう。その後、Bとなり、ビジネスの仕組みを作る。Bで成功した人は優れた投資家になることが多い。最後にIに移り、経済的自由を果たすのだ。
Bは個人で稼いでいる人ではない。優れたビジネスシステムを構築し、人を動かす人だ。過去の経験からアイデアを生み出し、ビジネスのシステムに移すことによって、システムがお金を生むようになる。
EやSで経験を積んで、Bに移る。
最後はIに移って経済的自由を果たす。
最高の自分を引き出す
お金の中毒者になるな。まずは、それぞれのクワドラントにどういう性質があるかを理解するべきだ。
- Eはシステムのために働く
- Sは本人がシステムとなって働く
- Bはシステムを作り出し、所有し、管理する
- Iはシステムにお金を投資する
自分の中で内面と対話した時に、どの生き方に合意できるかを慎重に吟味する。もし、クワドラントに変化が必要であれば、行動よりも頭の変化が重要だ。
「する」ことより「なる」ことが大切。そもそもクワドラントによって全くもってお金に対する考え方が異なる。心から変化することでもないと元のクワドラントに戻ってしまう。
心の声に耳を傾ける
「する」ことよりも「なる」ことが大事
クワドラントの右側で成功する
もし、右側で生きていきたいと思った人がいたら、まずは小さなステップから着実に進んでいく必要がある。
金持ちになりたかったら「ルール」を変えることが大切だ。産業時代の価値観に浸った人々は「懸命に働けば、会社や政府が面倒を見てくれる」と言う。右側の人々にとって、「自分」が唯一面倒を見てくれる存在なのだ。頭を使い「賢明に」働く必要がある。
心配をなくしてくれるのはお金ではなくキャッシュフローだ。財務諸表を見て、資産から収入を得られている状態を作る。負債はできる限り少なくだ。
「ルール」を変える
キャッシュフローが心配をなくしてくれる
まとめ
自由になりたい。資本主義の世界で自由になるにはお金が必要だ。
お金持ちになり、自由になる方法を端的に表すと以下の通りだ。
- クワドラントの右側を目指す
- 最高の自分を引き出す
- クワドラントの右側で成功する
クワドラントの右側で成功するとは、お金が働く、仕組みが働くことによって、自分を自由にするお金の稼ぎ方である。
さらに深めたい方は、本書を読むことをお勧めする。
「経済的自由があなたのものになる。」