文科省が検討していた、2020年の入試改革は実現に至らず、日本の教育は未だ他国から遅れを取る形になりました。今後、改革は進んでいくのでしょうか。このガラパゴスな日本という国に、英語が普及することを祈るばかりです。
英語初心者のためのTOEIC600点突破:第三回 TOEICを学べき理由
皆さんは、「英語を学びたい」と思ったことありますか。SNSを見ていると本当に多くの人が英語を始め、成果を上げているように思えます。しかし、なかなかうまくいかなかったり、何から始めたらいいかわからないこともありますよね。
皆さんの中にも
- 色々な試験があるけど、どれを受けたらいいかわからない。
- 英語を強みに転職したい。
- 英語学習の効果を可視化したい。
と思っている人がいると思います。
今回は、どのように英語学習を始めるべきかお話していきます。
TOEICから始めるべきです。
結論から言います。英語学習はTOEICから始めるべきです。
本質的ではない、日本でしか使えないと言われることもあるTOEICですが、日本で仕事をしていく上で未だ一番優秀な選択肢であることは確かです。
皆さんの悩みに答える形で、なぜTOEICを受けるべきかを説明していきたいと思います。
英語資格、それぞれの特徴
たくさんの英語資格があり困っているという方もいると思いますが、それぞれ特徴があります。
TOEIC・・・ビジネス英語の基礎的な試験。仕事の昇給や就活で使われることが多い。
IELTS/TOEFL・・・海外大学進学によく使われる4技能の試験。本質的。
英検・・・高校や中学、その他進学に使われることが多い。
TEAP・・・日本の大学進学に使われることもある。
これらを見てわかる通り、TOEIC以外は進学を前提とした資格であることがわかると思います。
また、TOEICは英検などと違い、合格/不合格ではなく、990点満点の点数で表示されるため、英語学習の成果を検証するためにもおすすめの試験です。
転職するならTOEICである理由
世界的には、IELTS/TOEFLを活用するケースが多く、TOEICは英語力の指標として使われることは少ないです。
しかし、日本では未だ、TOEICだけを見るということが多いです。
また、TOEICは試験の傾向になれることで点数を高めることができるため、①英語力を向上させる、②傾向になれる、という2つの方法で点数を向上させ、成果を出すことがより容易です。
さらに、TOEICはリスニングとリーディングの2技能に対して評価されることが多いので、英検や他の試験のように4技能求められる試験に比べて成果を上げやすいと考えられます。
日本という社会からの認知のされ方としてもTOEICで高得点を持っているということは、勤勉である、グローバルな考え方ができるというようなイメージをもたれているため、転職にはTOEICが一択だと言えます。
まずTOEICから勉強を始める理由
英語学習の効果を判断するためにTOEICをまず勉強した方がいい理由は3つあります。
1、難易度がちょうどいい。
TOEICの特徴として、英語力の指標として評価されるTOEICは2技能であることが挙げられます。
4技能の試験と違い、ライティングとスピーキングのテストがないため、日本人の得意なリーディングとリスニングの能力だけで高得点を狙うことができます。
また、TOEICは英語の試験でもあり、情報処理のテストでもあります。問題数が多く、高得点を取るにはテクニックが必要です。
したがって、必然的にやればやるほど点数が伸びます。この難易度は英語学習を始める方にとって「ちょうど良い」と言えるのではないでしょうか。
2、成果が見えやすい。
TOEICは990点満点の数字で実力を測ることのできる試験です。
したがって、学習した成果が5点単位で可視化することができます。1つの単元の文法を学習することで3つの問題を正答することができるようになれば15点点数が上がるというようなイメージです。
この可視化できる力は学習のモチベーションに大きく寄与します。
3、会社で評価されやすい。
会社だけでなく社会全体としてもですが、TOEICの点数は日本で高く評価されがちです。
TOEICで高い点数を持っているということだけで、会社の同僚や友達から「すごい」と言われることもあるでしょう。
「外部からの評価」は英語学習を続ける意味にもなりますし、大きなモチベーションです。
社内で、昇進や昇給、部門変更の基準にもなるでしょう。
実用的なことも、学習のモチベーションになります。
まとめ
いかがでしたでしょうか!
英語学習を始めたい、活用したいという方は、「TOEIC」から始めてみてはいかがでしょうか!
数ある英語資格の中でもビジネス英語を扱い、始めやすく、成果が評価されやすい資格です。
次回からは点数を取る方法を説明していきます!ご参考にしていただけたらと思います!