就活&キャリア

【全10回】(就活初心者必見)第10回:社会を知る(納得就活)

近年、コロナウイルスが蔓延し、世界中の生活様式が変わりました。リモートワークが広がり、時間の余裕が生まれ、新卒の就活生以外にも自分のキャリアを再考し、より良くビルドアップしていこうという人が増えました。

そんな世の中で新卒就活はどのような意味を持つのでしょう。一度、20年後の自分がタイムスリップして現代にきたと考えてキャリアを見直すのもいいかもしれませんね。

第10回:社会を知る(納得就活)(就活初心者必見)

日本の新卒には一括採用/年功序列型という特徴的な型があります。

そのことによって、「スキルのない学生を性格や志向性によって評価する」や「会社に合っているマネをすることが評価に繋がる」といった不思議な現象が起きています。

その土台の中で就活をすることに私自身、違和感を感じることが多々ありました。

みなさんの中にも、

  • 就活にモチベーションが湧かない
  • 面接で浅い志望理由しか話せない
  • 新卒就活がどれくらい人生に重要か理解していない

といった方がいるのではないでしょうか。

そのようなお悩みに対して、少し一般的な就職活動のアドバイスとは違った解決策を提示したいと思います。

3つの角度で就活を捉え直す

就職活動そのものに意義を感じなくなってしまうという現象が起きることがあります。

そのような場合には、どれだけ考えても、どれだけ就活がうまくいっても、行かなくても、前向きになれないことがあります。そしてその時は、就活を捉え直す必要があります。

早速、そのヒントを見ていきましょう!

目的を持つ

みなさんは、目的を持って就活をしていますか?

持ってるよ!という人が多いと思います。しかし、ここでいう目的はもしかしたらみなさんが思っているよりも抽象的なものです。

物事には、「目的」「目標」が重要だ。と、何度も言われてきたと思いますが、就活における「目的」とはなんでしょう。

例えば、「目標」とは、「商社で二社内定をもらう」「金融業界大手から内定をもらう」といったものです。

そして、「目的」とは、「就活を通して、社会のあらゆるビジネスを理解するという成長を遂げ、納得度高く就活を終える」というようなものです。

つまり、「目標」の上位概念にあたる「自分の欲求の言語化」が「目的」になります。

目的を持つことで、うまくいかなかった面接も、行きたい会社が見つからない時間も、目的に向かっていることを意識できることでしょう。

関連業界を調べる

調べてはいるけど、浅い志望理由しか出てこない。結構業界を絞ってしまっているし、他に受けたいところもない。という方は、ぜひ関連業界を調べてみてください!

就活は、必ずしも、行きたい会社を知るためだけのものではありません。

確かに、まずは、自分の志望業界や志望している会社にフォーカスするべきですが、ある程度わかってきたら、ビジネス全体を把握し、様々なクライアントがいる世界で、その会社がどのような役割を果たしているか。を理解することでさらに志望理由に深みが出ます。

また、そうやって関連業界を調べていくと、自分の興味が広がることもあるのでおすすめです!

興味がない、モチベーションがないという人は、自分の興味分野から広げてみましょう!!

中途など将来の展望を把握する

みなさん、そもそも新卒一括採用の意義とは何でしょう。考えたことはありますか。

近年、50%の新卒が転職を必要視していて、実際に33%が転職をしている世界で、最初に入る会社を決める新卒にどのような価値があるでしょうか。

私個人の見解としては以下の通りです。

  • 新卒研修を受けられる
  • 転職の際、どんな人材かイメージされる素材
  • 今後自分のキャリアを考える際に必要となる情報を獲得できる機会

まずは、新卒は研修をしっかり受けることができるというメリットがあります。今後何ができるようになりたいかによって、どのような研修を受けられる会社に行くかということを考えることもできると思います。

日本の就職活動では、スキルがないことを前提としているので、手厚い研修が受けられる可能性が高いです。

次に、転職時にプロジェクトの実績や社格というものを評価されます。社格を担保することでリスクヘッジになる可能性があります。

最後に、たくさんの会社やビジネスモデルを見ることができるいい機会になります。新卒の募集が一番情報を開示してくれる機会だと思うので、一つ一つ丁寧に説明してくれるうちに様々な会社を見ることで、今後のキャリアの展望がつきやすくなるのではないでしょうか。

いかがでしたでしょうか!

全10回にわたる就活初期に伝えたいアドバイスは以上になります。

実際には就活を通して使えるスキルや考え方が多くなりましたが、これを見て、より前向きに自分のキャリアを進めてくれる人が増えたら嬉しいです!

それでは、次回からは別のトピックとなりますが、是非ご覧ください!