「読書 隠語」で調べる人の多くは、読書好きの会話やSNSで見かけた言葉の意味を知りたいはずです。代表格は「積読(つんどく)」で、買った本を読まずに積んでおくこと、またその本を指します。この記事では、日本語の定番語と英語圏の略語を分けて整理します。

この記事で分かること

  • 積読をはじめ、会話やSNSで通じる読書用語の意味
  • 英語圏のブックコミュニティで使われる略語・スラング
  • 使うときの注意点と、覚えなくてよいケース

読書の隠語とは?まず押さえたい積読と基本用語

読書の隠語とは、読書好きの間で通じる略語や俗語のことです。外から見ると意味が分かりにくいため「隠語」と検索されますが、実際は仲間うちの共通語に近いものです。最も有名なのは積読で、次に挙げる用語もよく見かけます。

積読(つんどく)

本を買っても読まずに積んでおくこと。またはその本そのものを指します。読書メディアのコラムでも、この意味で解説されています(参考: flier|積読)。

一部の記事では、明治期から使われた言葉とされています。ただし一次情報での裏付けは確認できていないため、ここでは断定を避けます。

近年は、積読を悪いことと決めつけない見方もあります。たとえば『積読こそが完全な読書術である』(筑摩書房)という書名の本があります(参考: 筑摩書房の書籍ページ)。本が手元にある安心感を価値と捉える考え方です。

日本語でよく使われる基本用語

用語 読み 意味
読了 どくりょう 本を最後まで読み終えること
再読 さいどく 一度読んだ本をもう一度読むこと
積読 つんどく 買ったまま読んでいない本、またはその状態
ネタバレ – 結末や重要な展開を先に明かすこと
沼る ぬまる ある作家やジャンルにはまり込むこと

読了や再読は辞書にも載る一般的な語です。ネタバレや「沼る」は、読書に限らずSNS全般で使われます。

なお、積読以外の用語を詳しく扱う日本語の上位記事は、今回の調査では確認できませんでした。用語ごとの使用頻度などの数値は TBD です。

会話やSNSで使える読書用語の使い分け

用語を知っていても、場面に合わない使い方をすると浮いてしまいます。使い分けの目安を整理します。

感想を共有するとき

SNSの投稿では「読了」が定番です。「〇〇、読了。」の一言に感想を添える形がよく見られます。再読した場合は「再読」と添えると、その本への愛着が伝わります。

ネタバレを含む投稿では、冒頭に「ネタバレあり」と書くのが一般的な配慮です。

本の購入状況を話すとき

買った本が溜まっているときは「積読が増えた」と言えば通じます。自虐的に使うことも多く、会話では軽い冗談として受け取られます。

読みたい本を整理するなら「積読消化」という言い方もあります。積んだ本を順に読んでいく行動を指します。

使うときの注意点

  • 相手が読書にあまり親しくない場合は、積読などの言葉に説明を添える
  • 仕事の文書では、略語ではなく「未読の書籍」と書く
  • 「ネタバレ」は、相手がまだ読んでいる最中だと嫌がられやすい

英語圏の読書スラング・略語

海外では、ブックブロガーや読書コミュニティが独自の略語を育ててきました。日本語の記事にはあまり出てこない視点です。以下は英語圏の用語集を参考にした整理です(参考: Feed Your Fiction Addiction、Off the Beaten Shelf)。

略語

略語 正式な語 意味
TBR To Be Read 読みたい本のリスト
DNF Did Not Finish 読み終えずに中断した本
ARC Advance Reader Copy 出版前に配られる見本版
CR Currently Reading 読書中

TBRは、日本語の積読に近い使われ方をします。ただし積読が「実際に手元にある未読本」を指すのに対し、TBRは「これから読みたい本」を並べたリストという色合いが強い点が違います。

DNFは、読むのをやめた本に付ける印です。「途中で投げた」ことを後ろめたく感じる人にとって、短い言葉で済ませられる便利さがあります。

気分や行動を表す語

  • book hangover: 読後の余韻が強すぎて、次の本に手が付かない状態
  • reading slump: 読書意欲が落ちて、何を読んでも進まない時期
  • mood reader: その日の気分で読むジャンルを変える人

日本語にも「本の余韻に浸る」「活字離れ」といった近い表現はあります。ただし、一語で言い切れる点は英語圏のスラングならではです。

ジャンル特有の用語

BookTokやロマンス小説の界隈では、独自の用語集も作られています。たとえば HEA は、ロマンス小説で「幸せな結末」を指す略語として紹介されています(参考: Bookspry)。ジャンルごとに言葉が違うため、全部を覚える必要はありません。

読書の隠語を使うデメリットと向いていない人

便利な反面、隠語には落とし穴もあります。

うまくいかないケース

  • 初対面の相手に略語を連発すると、内輪ノリに見えて距離ができる
  • 英語の略語は、日本語話者の多くに通じない
  • 積読を「買うだけで読まない人」と受け取られ、否定的に見られることがある

向いていない人

  • 読書を仕事や学習の手段として使い、感想共有をしない人
  • 用語を覚えること自体が目的になってしまう人

言葉は共有する相手がいて初めて役に立ちます。1人で読むだけなら、無理に覚える必要はありません。

よくある質問

読書の隠語で一番有名なのは何ですか?

「積読」です。買った本を読まずに積んでおくこと、またその本を指します。読書好きの会話やSNSで広く通じます。

積読はいつから使われている言葉ですか?

明治期から使われたとする説明がありますが、一次情報での裏付けは確認できていません。由来を引用する場合は、原典の確認をおすすめします。

積読は悪いことですか?

必ずしもそうとは限りません。積読を肯定的に捉え、読書術の一部と考える本も出版されています。手元に本がある状態を、次に読む選択肢の蓄えと見る考え方です。

TBRと積読は同じ意味ですか?

近いですが同一ではありません。TBRは「読みたい本のリスト」、積読は「買って手元にある未読本」を指します。買っていない本もTBRに入れられる点が違います。

DNFとは何ですか?

Did Not Finish の略で、読み終えずに中断した本を指します。英語圏のブックコミュニティで定着した略語です。

読書の隠語は仕事で使ってもよいですか?

おすすめしません。社外の文書では「未読の書籍」のように通常の表現を使うほうが誤解を防げます。

まとめ

まずは自分のSNSの読書記録に、「読了」と「積読」を使ってみてください。英語圏の用語は、海外の読書コミュニティを覗くときに必要な分だけ拾えば十分です。

残る問いは、積読を「消化すべき負債」と見るか「未来の選択肢」と見るかです。自分の本棚を眺めて、どちらの感覚に近いか考えてみてください。

※本記事は公開情報をもとに整理したものです

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