最近、よく眠れていますか?
この質問に気持ちよく、「Yes!」と答えられない人は、人生に活力がみなぎっていないかもしれません。
なぜなら、人は人生の3分の1の時間を睡眠に費やし、睡眠によって覚醒時の活力を取り出しているからです。
では、どうやって良い睡眠を取ることができるでしょう。それは、
- 「黄金の30分」を充実させる
- 最高の睡眠方法
- 最高の覚醒方法
を実践することによってもたらされます。
人生の3分の1を変えれば、残りの3分の2も動き出します。
人生を解放する睡眠の科学『最高の睡眠』の要約・まとめ
皆さん、このような経験はないですか?
「9時間以上寝たのにまだ眠い」、「十分寝たのに活力が出ない」、このような状態を繰り返していると、人生の活力を失ったまま生きているのと同じです。
なぜなら、人は人生の3分の1を睡眠に費やし、睡眠の力で残りの3分の2を生きているからです。
人生の3分の1である睡眠の効果を高め、活力を最大限発揮するための方法は以下の通りです。
- 「黄金の30分」を充実させる
- 最高の睡眠方法
- 最高の覚醒方法
これら全て、そこまで難しいことではありません。すぐに生活の中に取り入れることができます。そうやって生活の質を向上できるなら、お得だと思いませんか?
詳しい説明に入る前に、筆者の紹介をさせてください。
筆者の紹介
著者の名前は、西野精治。
スタンフォード大学医学部精神科教授であり、睡眠生体リズム研究所の所長も務めている。
スタンフォード大学睡眠研究所は著名な研究者を多数生み出していることから、世界最高峰の睡眠研究所と呼ばれている。
「黄金の30分」を充実させる
健康な人の場合、目を閉じてから10分未満で入眠します。そして、入眠後には比較的短時間で一番深いノンレム睡眠にたどり着きます。
睡眠は、ノンレム睡眠とレム睡眠の繰り返しなのですが、2回目以降のノンレム睡眠は、1回目ほどは深くなりません。また、2回目以降の睡眠の質は1回目のノンレム睡眠の質で決まります。
つまり、何時間寝ようが、最初の90分の質が崩れれば残りも総崩れしてしまうということです。
90分の質を高めるためには、睡眠時間の固定が効果的です!
特に、就寝時間を固定すると効果が高いという結果が出ています。
最高の睡眠方法
結論から言うと、「体温」と「脳」に眠りのスイッチがあります。
人の体温は睡眠時には覚醒時よりも低くなり、この体温の低下が良質な睡眠には欠かせません。ここで言う体温の低下とは深部体温のことであり、臓器などを休めています。
反対に、皮膚体温(手や足の温度)は、覚醒時には冷たく、睡眠時に高い温度に到達します。
スムーズな入眠には、皮膚体温と深部体温の温度の差が縮まっていることが大切です。
- 寝る90分前に入浴する
- 足湯に浸かる
- 室温を調節する
といった方法で、体温のスイッチを入れることができます。
また、
- 脳を単調な状態にする
- 就寝時間を固定する
といった方法で、脳のスイッチを入れることができます。
最高の覚醒方法
睡眠に重要なのは、寝る前の1時間半だけではありません。起きている間にすることも睡眠の質を決めています。
眠気を抱えたまま、1日を過ごしていても活発な生活を送れないため、睡眠の質にも影響が出ます。すなわち、起きているときに「覚醒」の状態を作ることが何よりも大切なのです。
覚醒には2つのスイッチがあり、それは「温度」と「光」です。
人間の体内時計は24.2時間で設定されているため、光がないと徐々に自律神経が乱れていきます。
また、起きているときは、しっかりと体温を上げて、スイッチをオンにしておくことが大切です。
- 太陽の光を浴びる
- 手や足を冷やす
といった方法は覚醒するために有効なので、寝起きが悪い方は試してみてください!
まとめ
人生の3分の1である睡眠をコントロールできるようになれば、残りの3分の2の人生もポジティブに変革することができます。
そんな睡眠の効果を高めるためには、
- 「黄金の30分」を充実させる
- 最高の睡眠方法
- 最高の覚醒方法
といったことを実践する必要があります。しかし、これらは簡単に実践可能なものです。
ちょっと人生を豊かに生きることができるかもしれませんね!
もっと詳しく知りたい人は実際に本を買って読んでみてください。